不意打ちだった。 「あ、白髪みっけ」 「痛ェ!」 ちくちくと痛む後頭部を押さ え、涙目になってシリウスが振り向いた先には、涼しい顔して抜いた白髪を摘ま んで いるがいる。 睨みつけてもはちっとも怯まない。 態度がでかいのはいつものことだ。いつものことだが、腹が立つ。 「何すんだ!」 「白髪抜いたのよ」 「そりゃわかる!」 「じゃあわざわざ聞かないで」 「…………………」 「案外苦労してるのね」 「誰かさんの所為でな」 「あらあら、それはご愁傷様」 「……お前の所為だよ」 「知ってるわよ」 「…………………」 「そういえば若白髪って抜かない方がいいっていうわよね」 「へぇ?何でだ?」 「金持ちになるらしいわよ」 「へぇ…初耳だな」 「でもまあいいわね、シリウスだから」 「…………………」 「あ。またあったわよ、白髪」 「マジか」 「抜いてもいい?」 「抜くな」 「はいはい……っえい」 「いでぇ!」 「あはははは、2本目ー」 「……お前…(涙目)」 尚も白髪探しのために髪の毛を弄くるの為にしゃがみこみ、膝の上で頬杖をついた。嬉々として抜く様に、不 安 を覚える。 ――――――嗚呼、俺の脳細胞が死んでいく…。 脳細胞死んだってあんたは大して変わらないよと、この失礼な女は言う ので あろうが。 「なぁ…」 「何よ?」 「なんで俺、お前なんかと付き合ってるんだろう…」 「愛してるからじゃないの」 「……よくもまあヌケヌケと…」 「違うわけ?」 「…どうなんだろう…」 「知らないわよ」 「……ホントなんでお前なんかと付き合ってるんだろう…」 「さぁね」 「…不思議だな…」 「全く以ってその通りね」 「なんか、不条理だ」 「ま、大体そんなもんよ、世の中なんて」 「そんなもんか」 「そんなもんよ」 はにっこり微笑んで、シリウスのこめかみにそっと唇を落とした。 彼が固まってしまったのを良いことに、彼のハニーは脳細胞撲滅行動を 再開 したのだった。 「ねぇ、合計何本抜いたか知りたい?」 「いらん!知らん!馬鹿女!!」 「あはははは、何マジ泣きしてんの、アンタ」 「(…別れてやる。絶対別れてやるーーー!)」 シリウスはもう何十回目かになるその誓いをしっかりと。 胸の内にざっくざっくと刻み込んだ。 王子に樽シリウスと交換…で捧げた夢小説ス。 ゴ、ゴメ…アホでごめん!おちてないし!うわーん!(逃げ) |
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わーい。素敵夢小説、ありがとう、ジィー。 いや、もう、かわいくて面白くて、素敵ー。 楽しい小説は大好きー。 交換てコトでしたが、ゴメンナサイ絵は処分してしまいましタ。 |